検索エンジンやSNSのコミュニティを見渡すと、「EXILEは過去に4連覇したのではないか?」という誤った認識がしばしば散見されます。この勘違いが生まれる最大の原因は、EXILEレコ大4回受賞の真相が「通算記録」と「連続記録」で混同されている点にあります。
EXILEが手にした日本レコード大賞の受賞回数は確かに日本レコード大賞歴代最多記録となる通算4回です。しかし、その時系列を正確に追うと、決して4年連続ではありません。
- 第50回(2008年):『Ti Amo』【1回目・大賞】
- 第51回(2009年):『Someday』【2回目・大賞】
- 第52回(2010年):『I Wish For You』【3回目・3連覇達成】
- 第53回(2011年):ノミネート辞退(大賞はAKB48『フライングゲット』)
- 第54回(2012年):ノミネート辞退(大賞はAKB48『真夏のSounds good !』)
- 第55回(2013年):『EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜』【通算4回目・大賞】
2010年に前人未到タイとなる3連覇を成し遂げた直後、EXILEは2011年の第53回大会へのノミネートを辞退しました。当時、リーダーのHIROや所属事務所LDHは、東日本大震災の発生を受けた復興支援活動「日本を元気に」というテーマに専念することや、後進のアーティストへ道を譲る意志を示し、賞レースの第一線から距離を置く選択を取りました。
その後、2013年にHIROのパフォーマー勇退という歴史的節目を迎え、シングル売上100万枚(ミリオンセラー)を突破した『EXILE PRIDE』で3年ぶりに選考復帰を果たし、史上最多となる4度目の大賞を戴冠しました。つまり、「通算4回受賞」ではあるものの、「4連覇」は自らの辞退によって挑戦すら行われなかったというのが歴史の真実です。