日本国内でマッサマンカレーがマニアックなエスニック料理から大衆的な人気メニューへと飛躍した背景には、3つの決定的なトレンドが存在します。
第1の牽引役は、無印良品 マッサマンカレー 評判の高さです。無印良品が展開するレトルトカレーシリーズにおいて、不動の売上1位を誇る「素材を生かしたカレー バターチキン」や「グリーン」と並び、常に上位ランカーとして君臨。1袋あたり約390円(税込)という手頃な価格帯ながら、大きめにカットされたチキンとじゃがいも、炒め玉ねぎの甘みが本格的であるとSNSや口コミサイトで絶賛され、レトルト市場におけるマッサマンの地位を確立しました。
第2のブームは、牛丼チェーン「松屋」による仕掛けです。2026年の初登場時に「専門店顔負けのクオリティ」としてSNSのトレンドを席巻した松屋 マッサマンカレー 復刻は、期間限定メニューとして登場するたびに完売店舗が続出するほどの社会現象となりました。鉄板で焼き上げたジューシーなチキンと濃厚なココナッツソースが白米に抜群に合う仕立てとなっており、外食産業におけるエスニック需要の裾野を男性サラリーマン層にまで一気に広げました。
第3に、近年見逃せないポップカルチャーの波が、フジテレビ系バラエティ番組『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』内で誕生したヒーローキャラクターの存在です。Snow Manの向井康二さんが扮する記憶力ゼロヒーロー「マッサマン」のコーナーは、小中学生やファミリー層の間で爆発的な支持を獲得。ドッキリGP マッサマン 向井康二というキーワードが毎週のようにトレンド入りした結果、「マッサマンという名前は知っているけれど、実際のカレーを食べたことがない」という若年層がスーパーやコンビニで商品を手に取るという異例のシナジーを生み出しました。