ウィスパーを語る上で欠かせないのが、常に携帯しているタブレット端末「妖怪パッド」の存在です。実はウィスパー自身には妖怪に関する知識がほとんどなく、新しい妖怪が現れるたびに妖怪パッドのデータベース「妖怪ウキウキペディア」を必死にスクロールしてカンニングしています。ファンの間では「妖怪パッドこそが本体なのではないか」とネタにされるほどです。
では、ウィスパーの能力とは一体何なのでしょうか。戦闘力自体は極めて低く、基本的には敵の攻撃を受け止めるクッション役や盾にされることが大半です。しかし、壁や障害物を自由にすり抜けるゴースト特有のすり抜け能力や、どんな物理攻撃を受けても数秒後には元の丸い姿へ再生する「圧倒的な復元力」を持っています。
キャラクターの元ネタとしては、西洋のクラシックなオバケ(キャスパーなどに代表される浮遊する人魂型ゴースト)と、日本伝統の落語に出てくる「知ったかぶりをする八五郎」、そして古風な執事像が融合したものとされています。一見すると無能に見えながらも、どこか憎めないトリックスターとしての構造が緻密に設計されているのです。