数字の単位の順番一覧!無量大数の先や最新Si接頭辞まで徹底解説にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
日本の数理文化において、大きな数を表す「大数表記」は、江戸時代の数学者・吉田光由が著した和算書『塵劫記(じんこうき)』によって広く庶民に定着しました。西洋の3桁区切りとは異なり、漢字圏では万($10^4$)進法を採用しており、4桁ごとに単位が繰り上がるのが最大の特徴です。
以下に、基本となる「一」から最高峰の「無量大数」までの順番、読み方、数学の指数表記を一覧表にまとめました。
単位(漢字)読み方数学の指数表記実例・規模感の目安一・十・百・千いち・じゅう・ひゃく・せん$10^0 \sim 10^3$日常生活の売買や計算の基本単位万(まん)まん$10^4$日本の家計簿・月収・給与水準のベース億(おく)おく$10^8$日本の総人口(約1億2000万人)兆(ちょう)ちょう$10^{12}$日本の一般会計国家予算(約110兆円超)京(けい)けい(きょう)$10^{16}$スーパーコンピュータ「京」の演算性能(毎秒1京回)垓(がい)がい$10^{20}$地球上の全砂粒の推定総数(数垓個)𥝱(じょ / 杼)じょ(ちょ)$10^{24}$1モルの粒子数(アボガドロ定数:約$6 \times 10^{23}$)の直上穣(じょう)じょう$10^{28}$地球全体の水素原子の総数規模溝(こう)こう$10^{32}$太陽の質量をグラムで換算した規模(約$2 \times 10^{33}\text{g}$)澗(かん)かん$10^{36}$天文学的物理量の極大領域正(せい)せい$10^{40}$ディラックの大数仮説に現れる比率載(さい)さい$10^{44}$銀河系内の全恒星に含まれる原子数の推定量極(ごく)ごく$10^{48}$「極限」を意味する概念的極大数恒河沙(ごうがしゃ)ごうがしゃ$10^{52}$ガンジス川(恒河)にある無数の砂の意味阿僧祇(あそうぎ)あそうぎ$10^{56}$サンスクリット語「アサンキヤ(数え切れない)」の音訳那由他(なゆた)なゆた$10^{60}$サンスクリット語「ナユタ(極めて大きな数)」に由来不可思議(ふかしぎ)ふかしぎ$10^{64}$人の思考や言葉では捉えきれない境地無量大数(むりょうたいすう)むりょうたいすう$10^{68}$漢数字体系における最高峰の極大単位
表を見ると分かる通り、「億・兆・京(けい)・垓(がい)」までは社会や科学の現場でも登場しますが、「𥝱(じょ)」以降は純粋な数学的・概念的世界へと移行します。特に「恒河沙」以降の単位は、すべて古代インドの仏教思想に由来する言葉が漢字へと翻訳されたものです。