受験生や保護者が陥りやすい代表的な誤解が、「ホンダ学園に入学すれば全員が自動的に本田技研工業の本体に就職できる」という思い込みです。これは明確に否定されなければなりません。
確かに他校と比較すればメーカー本体への門戸は格段に広いものの、直系採用枠には厳格な学内選考と成績基準が設けられています。出席率95%以上の維持、優秀な実習成績、周囲を牽引するリーダーシップが選抜条件となるため、日々の積み重ねを怠った学生は本体採用の推薦を得られず、系列ディーラーや一般整備工場への就職となります(もちろん、正規ディーラーへの就職率も非常に高い水準です)。
また、「Honda車以外の知識は身につかないのではないか」という懸念も誤りです。国家資格である二級・一級自動車整備士試験はメーカーを問わない共通試験であり、基礎理論や整備技法は全メーカー共通の教育基準に則っています。他社ディーラーや多国籍サプライヤーへ就職する卒業生も一定数存在し、幅広い進路に対応できる基礎力が養われます。