職権打刻とは?車台番号を再打刻する理由と購入・売却時の落とし穴

職権打刻とは?車台番号を再打刻する理由と購入・売却時の落とし穴

職権打刻とは?車台番号を再打刻する理由と購入・売却時の落とし穴について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

インターネット上の掲示板やSNSでは、職権打刻に対して誤った先入観が語られることが多々あります。現場の実情と法的ルールを照らし合わせ、主要な誤解を是正します。

誤解1:職権打刻の車は車検に通らない?
事実:完全に誤りです。運輸支局で正式に職権打刻の手続きを完了し、車検証の記載事項と現車の封印プレートが合致していれば、通常の継続検査(車検)は問題なく通過します。車検に落ちるのは「車台番号が錆びて読めない状態のまま放置して受検した場合」であり、その不合格を解消するために行うのが職権打刻です。

誤解2:任意保険(自動車保険)に加入できない?
事実:半分正しく、半分誤りです。代理店型の大手損害保険会社(東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパンなど)であれば、車検証の提出や事情説明を行うことで問題なく任意保険に加入できます。ただし、ネット専用のダイレクト型(通販型)自動車保険においては、型式不明車や職権打刻車がWeb自動見積もりの対象外となり、オンライン契約を断られるケースが存在します。その場合は電話窓口での個別査定や代理店経由での手続きが必要です。

誤解3:名義変更(移転登録)ができない?
事実:誤りです。正規の職権打刻車両であれば、通常の中古車と全く同じ必要書類(譲渡証明書、印鑑証明書、委任状、車検証など)を揃えることで何ら支障なく名義変更が可能です。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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