多くの人が誤解しやすいのが、「デカフェ=カフェインがゼロ」という思い込みです。実際には、市販のデカフェやカフェインレス製品の多くに微量のカフェインが残存しています。
日本の「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約」では、カフェインを90パーセント以上カットしたコーヒー豆や飲料でなければ「カフェインレス」等の表示が認められていません。裏を返せば、最大で約10%未満のカフェインが含まれている可能性があります。海外の国際規格ではさらに厳格で、EU基準などでは「99.9%以上カット」がデカフェの条件とされる場合もありますが、それでも数値上は「0.0%」ではありません。
一般的なレギュラーコーヒー1杯(約150ml)にはおよそ60〜90mgのカフェインが含まれています。これが90%カットのカフェインレスであれば、1杯あたり約6〜9mgのカフェインを摂取することになります。健康な大人が日中に飲む分には極めて軽微な数値ですが、「完全なゼロではない」という事実は認識しておく必要があります。