「魚は調理が面倒」「生ごみの臭いが気になる」「さばき方がわからない」。そんな理由から若い世代を中心に進むとされる魚離れに対し、打たれた手は極めて現実的かつ画期的だ。プロが下処理を完璧に施し、特製の出汁や調味料と一緒に真空パックした「本格魚料理キット」の展開である。
フライパン一つで5分加熱するだけで、料亭さながらの「アクアパッツァ」や「銀ダラの西京焼き」が完成する。面倒なウロコ取りや内臓処理はすべて店頭の職人が済ませてあるため、キッチンを汚す心配もない。時短という利便性を担保しながら、本物の鮮魚ならではの旨味と栄養をそのまま届けるこのアプローチは、忙しい共働き世帯やZ世代の心を確実に掴みつつある。