数々のメリットを有する同館ですが、ネット上の評判を精査すると、一部にミスマッチによる不満の声も見受けられます。予約後に後悔しないために把握しておくべき「3つの注意点」が存在します。
第一に、「リゾートホテルの非日常体験」を期待しすぎると失望につながる点です。館内にインフィニティプールや大浴場、スパといった施設はありません。立地も海に面したウォーターフロントではなく、市街地の港湾エリア寄りに位置しているため、客室バルコニーからエメラルドグリーンのサンゴ礁がパノラマで広がるような眺望は望めません。あくまで「観光・アクティビティの快適な拠点」としての機能性に特化したホテルです。
第二に、離島ターミナルや中心繁華街(美崎町)への距離感です。徒歩で約8〜10分という距離は、気候が穏やかな時期であれば散策がてら歩ける範囲です。しかし、真夏の石垣島における強烈な直射日光下や、スコールのような突発的な雨に見舞われた場合、幼い子どもを連れて10分近く歩くのは体力を削られます。天候や同行者のコンディションに応じて、フロントで無料貸出されているレンタサイクルを有効活用するか、初乗りワンメーター程度で利用できるタクシーを手配する柔軟性が求められます。
第三に、建物の経年変化に関する誤解です。定期的なリノベーションと丁寧な客室清掃が行き届いているため清潔感は保たれていますが、新築開業のリゾートホテルのような最新鋭のラグジュアリー感を求めるとギャップを感じる可能性があります。ハードウェアの古さを、きめ細やかな接客サービスと無料付加価値でカバーしているのが同ホテルの実態です。