会場を彩る飲食店ブースでは、ドイツ直輸入のソーセージや煮込み料理など、舌の肥えた大人を満足させる本格的なグルメメニューが揃う。記者が現地で取材したところ、会場内に漂うシナモンやクローブの芳香は、まさに本場のクリスマスそのものだ。
一番の看板メニューは、冷え切った身体の芯から温めてくれる六本木 クリスマスマーケット グリューワイン(ホットワイン)である。赤ワインをベースにオレンジピールやスパイスをブレンドした伝統的なものから、フルーティーで飲みやすい白ワインベースのものまで選べる。アルコールが苦手な来場者向けに、ノンアルコールの「キンダープンシュ(ホットぶどうジュース)」も完備されている。
そして毎年、愛好家の間で熾烈な争奪戦が繰り広げられるのが、クリスマスマーケット 限定マグカップだ。年号や六本木ヒルズのオリジナルアイコンが刻印された陶器製マグカップは、グリューワインとセットで購入するスタイルが定番である。年ごとにカラーリングやデザインが刷新されるため、コレクターズアイテムとしての人気も高い。関係者の証言によると、「12月中旬を過ぎると在庫が逼迫し、夕方には当日の割当分が完売することもある」という。確実に手に入れたい読者は、12月前半の平日早い時間を狙うのが鉄則だ。
また、飲食だけでなく物販ブースの主役であるケーテウォルファルト 六本木の出店も見逃せない。ドイツ・ローテンブルクに本店を構える世界随一のクリスマス用品専門店であり、職人の手仕事が光る木製オーナメントやスモーキー(お香立て人形)が数百種類並ぶ。店内は人数制限が敷かれることが多く、10分〜20分ほどの待ち列ができるのが通例だが、本物のクリスマス装飾を求めるなら並ぶ価値は十二分にある。