観光客が押し寄せる一方で、長年通い詰める地元・岡山の常連客の姿も絶えない。親子三代にわたって暖簾をくぐるファミリーや、仕事帰りに一杯の丼で疲れを癒やすビジネスパーソンの姿が、店内に温かな空気を作り出している。
混雑する時間帯であっても、スタッフのてきぱきとした接客と明るい笑顔は変わらない。時代が変わり、客層が広がっても、根底にある「旨いものを腹いっぱい食べてほしい」という温かなおもてなしの精神がブレないこと。これこそが、単なる一過性のブームに終わらず、90年以上の歴史を紡いできた最大の強みなのだ。