フィットネスシーンで「アブクラックス(Ab Crack)」と呼ばれるこの縦線の正体は、解剖学的に言うと「白線(はくせん)」と呼ばれる腱膜のくぼみである。お腹の中央を上下に走る腹直筋は左右2つの筋肉ブロックに分かれており、その真ん中を結合組織である白線がつないでいる。
腹直筋に適度なハリとボリュームがあり、その表面を覆う皮下脂肪が極限まで薄くなったとき、白線部分が溝となってくっきり浮かび上がる。これがまさに私たちが目指すアブクラックスのメカニズムだ。生まれつきの骨格や白線の幅による個人差はあるものの、腹直筋を立体的に鍛え上げる正しいアプローチを行えば、誰でもその影をクリアに立たせることが可能になる。