なぜこれほどまでに被害が広がり続けるのか。その背景には、ネットスラングや「真夏の夜の淫夢」に由来するインターネット・ミームの存在がある。若い世代やネット文化に親しむ層にとって、こうしたミームは親しみやすさや好奇心を刺激する格好の材料だ。
攻撃者はこの心理的隙間を見逃さない。「限定公開の面白動画」「ミーム生成ジェネレーター」といった甘い言葉で誘導するリンクを配布。ユーザーが自ら警戒を緩め、セキュリティソフトの警告を無視してファイルをダウンロード・実行するよう心理的に誘導(ソーシャルエンジニアリング)する仕組みが完備されている。