教卓越しにふと目が合う回数が多いと感じたら、それはあながち自惚れではないかもしれない。恋愛心理学の視点によれば、人間は関心や好意を抱く対象に対して、無意識のうちに視線を送る回数が増加する傾向がある。特に、他の生徒と話している時よりも声のトーンがわずかに高くなったり、プライベートな話題を向こうから振ってきたりする挙動は、見逃せない脈ありサインの一種と言える。
一方で、相手は教える立場にあるプロだ。個人的な好意をあからさまに出すことは厳しく戒められているため、サインは極めて控えめな形で表出する。例えば、授業時間が終わっても質問にいつまでも付き合ってくれたり、進路指導の枠を超えて日常のちょっとした変化に気づいて声をかけてくれたりする行動だ。これらは、単なる親切心を超えた関心の表れと受け取ることもできる。