世界中のサポーターの間で「バルセロナユニフォーム歴代最高傑作はどれか」という議論は、常に熱狂を伴って交わされます。クラブ創設125年を超える歩みの中で、数千もの試合を彩ってきたキットの中でも、評価が突出しているモデルには明確な共通点があります。それは「圧倒的なフットボールの美しさ」と「記憶に残るトロフィーの記憶」が不可分に結びついている点です。
数々のグローバルファン投票やコレクター市場の取引データを総合すると、バルセロナユニフォーム人気ランキングの頂点に君臨し続けるのは、主に以下の4つの時代です。
筆頭に挙げられるのが、バルセロナユニフォーム100周年モデル(1999-2000シーズン)です。クラブ創設100周年を記念してリリースされたこのキットは、伝統的なストライプではなく、身頃を大胆に青とえんじで二分割した「ハーフ&ハーフ」デザインを採用しました。胸中央には「1899-1999」の刺繍が施され、当時の胸スポンサーがないソリッドな佇まいと相まって、今なお究極のクラシックとして神格化されています。現地バルセロナのヴィンテージショップでも状態の良いオリジナルは即座に高値で消える至高の逸品です。
ピッチ上の実績と完璧にリンクした傑作として外せないのが、ペップ・グアルディオラ体制初年度に前人未到の6冠を達成した2008-09シーズンのバルセロナ黄金期ユニフォームです。100周年モデルを現代的にオマージュした半々デザインであり、リオネル・メッシが背番号10番を継承した最初のシーズンでもありました。欧州を震撼させたティキ・タカの衝撃とともに、このユニフォームはクレ(バルサファン)にとって不滅の栄光の象徴となっています。
続いて高い支持を集めるのが、2010-11シーズンモデルです。細めのクラシックストライプに鮮やかな黄色のクルーネック襟を配し、袖口にも黄色のアクセントを効かせた配色は、「歴代で最も洗練された美しいカラーバランス」と称賛されます。ウェンブリースタジアムで行われたチャンピオンズリーグ決勝でマンチェスター・ユナイテッドを圧倒した伝説の一夜の残像が、このシャツの美しさを決定づけました。
トリデンテ「MSN(メッシ、スアレス、ネイマール)」が猛威を振るい2度目の3冠を成し遂げた2014-15シーズンモデルも、堂々の傑作候補です。鮮烈な太いストライプにVネックの前面へ忍ばせたセニェーラ(カタルーニャ旗)の三角スリットなど、細部まで計算された意匠はバルセロナユニフォーム歴代かっこいいモデルの代表格として世界中で絶大な売上を記録しました。