コンクリートとモルタルの違いを徹底比較!強度・配合とDiyの選び方

コンクリートとモルタルの違いを徹底比較!強度・配合とDiyの選び方

コンクリートとモルタルの違いを徹底比較!強度・配合とDiyの選び方の要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

建材の基本構造を理解する鍵は、主原料である「セメント」を起点とした足し算の関係性にあります。セメント・モルタル・コンクリートの違いは、混ぜ合わせる骨材の大きさと種類によって明確に区分されています。

まず「セメント」は、石灰石や粘土を高温で焼成して粉砕した灰色の粉末であり、水と化学反応(水和反応)を起こして硬化する「接着剤(バインダー)」の役割を果たします。セメント単体では乾燥収縮が激しく、ひび割れを起こすため、単独で構造物として使われることはありません。

このセメントに「水」と「砂(細骨材)」を加えたものがモルタルです。標準的なモルタルの配合比率(セメントと砂)は容積比で1:3(セメント1袋25kgに対して砂約75kg)が基本とされ、ペースト状で伸びが良く、滑らかな仕上がりが得られます。

さらにモルタルの原料に「砂利や砕石(粗骨材)」を加えたものがコンクリートです。ここで重要なのがコンクリートの砂利・骨材の役割です。骨材同士ががっちりと噛み合う骨格を形成することで、外部からの巨大な圧縮荷重を受け止め、体積収縮によるひび割れを物理的に抑制します。砂利という「骨」が入っているかどうかが、強度を左右する最大の境界線です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。