この波紋は、高級レストランやミシュラン星付きダイニングにも急速に広がっている。近年のグローバルなアルコールフリー潮流(オルタナティブ・ドリンキング)において、洗練された料理に立ち向かえるノンアルコールペアリングの選択肢は常に不足していた。
都内の有名フレンチレストランでシェフソムリエを務める人物は、「従来のハーブティーは料理の余韻を消してしまうことが多かったが、これは全く別物だ。複雑な酸味とほろ苦さ、そして伸びやかな余韻が、ソースの奥行きや熟成肉の旨味と驚くほど引き立て合う」と語る。グラスに注がれた澄んだ液体は、ワイングラスで味わうにふさわしい気品と構造を備えている。