ネット上で頻繁に交わされる「まねきねこの防犯カメラは全室設置されているのか」という疑問に対し、取材および業界動向を踏まえた実態をお伝えすると、新規出店店舗やリニューアル改装を経た店舗では、ほぼ全室に防犯カメラが設置されているというのが実情です。一部の極めて古い居抜き店舗などで未設置の部屋が残存しているケースもありますが、チェーン全体として個室監視インフラの整備はすでに完了段階に入っています。
では、利用者が入室した際、そのカメラは室内のどこに配置されているのでしょうか。現場での目視確認や設備施工データから判明している主な設置ポイントは次の3箇所です。
- 出入口ドアの上部・天井の隅:入退室する人物の顔と、室内全体の座席レイアウトを見渡せる対角線上の天井角に配置されるケースが主流です。
- 大型モニター・スピーカーの周辺:利用者が視線を向けやすいモニター周辺の壁面上部やエアコンの吹き出し口付近に溶け込ませるように設置されています。
- 部屋の中央部天井:広角ドーム型カメラを用い、1台で部屋の全方位を俯瞰できるように配置されているパターンです。
室内を見渡した際、「どれがカメラなのか分からない」という声も聞かれます。見分ける際のポイントは形状とレンズの有無です。火災報知器(煙感知器・熱感知器)は平らな円盤状で中央にレンズはなく、赤色LEDランプが周期的に点滅する構造をしています。また、エアコンのルーバー付近にある人感センサーは乳白色のプラスチックで覆われており、レンズの奥にガラス面は見えません。
一方、防犯カメラは黒い半球体のスモークカバー(ドーム型)で覆われているか、小型の円筒型(バレット型)で、中央に明確な光学レンズが存在します。スモークガラスで内部の向きが分かりにくくなっている機種が多いものの、光の反射を注意深く観察すると内部のレンズユニットが確認できます。