Q1:コンクリートを削孔する際、内部の既設鉄筋に当たってしまった場合はどうすればよいですか?
A1:既設主筋の切断は構造耐力を著しく低下させるため、直ちに削孔を中止します。事前のRCレーダー(電磁波レーダ方式)による配筋探査を徹底し、万が一干渉した場合は設計監理者へ報告の上、規定の鉄筋あき寸法を確保した位置に「ずらし削孔」を行ってください。誤って開けた不要孔は無収縮モルタルまたはエポキシ樹脂で確実に埋戻し処理を行います。
Q2:ケミカルアンカー注入後の硬化時間はどのくらい見込む必要がありますか?
A2:接着剤の主成分(エポキシ樹脂・ビニルエステル樹脂等)および外気温によって大きく異なります。例えば、気温20℃環境下では30分〜1時間程度で初期硬化するものもありますが、冬季(5℃以下)では完全硬化までに12時間〜24時間以上を要する製品もあります。メーカーの技術資料で硬化時間を確認し、硬化完了までは絶対に鉄筋に衝撃や外力を与えてはなりません。
Q3:現場でのDIYや無資格者による植筋施工は可能ですか?
A3:非耐力部(花壇の縁石留め等)のDIY施工自体に法的罰則はありませんが、住宅基礎や擁壁などの構造部位においては、一般社団法人日本あと施工アンカー協会が認定する「あと施工アンカー施工士」などの有資格者による施工・管理が特記仕様書で義務付けられているケースが一般的です。品質確保と倒壊事故防止の観点から、専門技術者への依頼を強く推奨します。