Hdpeとは?高密度ポリエチレンの特徴とLdpeとの違い・用途を徹底比較とはどのようなものなのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。
ポリエチレン(PE)は重合方法や分子密度の違いによって「HDPE(高密度ポリエチレン)」「LDPE(低密度ポリエチレン)」「LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)」に大別されます。なかでも実務や日常で最も混同されやすいのがHDPEとLDPEの違いです。
LDPEが高圧法で製造され、多数の分岐構造を持つため「柔らかく透明度が高い」のに対し、HDPEは「硬く白濁しておりコシが強い」という根本的な質感の違いがあります。身近な例で言えば、スーパーの薄手でカシャカシャ音がするレジ袋や灯油缶がHDPEであり、透明でしなやかに伸びるマヨネーズ容器やジッパー付き保存袋がLDPEです。
比較項目HDPE(高密度ポリエチレン)LDPE(低密度ポリエチレン)編集部の実務評価・選定基準比重・密度(g/cm³)0.941〜0.9650.910〜0.930水(1.0)より軽いため両者とも水に浮くが、HDPEの方が結晶度が高く硬い。連続耐熱温度約80℃〜100℃(融点130℃前後)約60℃〜80℃(融点110℃前後)短時間の熱湯消毒にはHDPEが耐えうるが、電子レンジ加熱は両者とも要注意。外観・透明度半透明〜不透明(乳白色)透明度が高い内容物をクリアに見せたい包装にはLDPE、遮光性や強度重視ならHDPE。引張強度・剛性非常に高い(薄肉化が可能)柔らかく柔軟・伸びやすい薄くしても破れにくいフィルムを作るならHDPEが圧倒的に有利。主な代表用途レジ袋、洗剤ボトル、水道管、コンテナマヨネーズチューブ、ラップ、農ビフィルム自立性・耐薬品容器はHDPE、スクイズ性(絞り出し)はLDPEを選択。