映画レビューサイト(Filmarksなど)やSNS上の膨大な投稿を分析すると、高評価を集める泣ける映画には共通した視聴者のリアクションが見受けられます。
ネット上の声で特に目立つのは、鑑賞前の予想を遥かに裏切られたという意見です。「ティーン向けのキラキラした恋愛映画だと思って油断して観たら、後半から嗚咽が止まらなくなった」「劇場で隣に座っていた男性グループが全員鼻をすすっていた」といった報告が散見されます。特に『セカコイ』や『ぼく明日』に関しては、「事前情報を入れずに観たことで、中盤以降の展開に完全に心を撃ち抜かれた」という声が圧倒的多数を占めています。
一方で、悲恋映画やバッドエンド作品に対する賛否も浮き彫りになっています。「救いがないまま終わる作品は精神的に引きずってしまう」という声がある一方で、「結末が悲しいからこそ、二人が過ごした一瞬の輝きが永遠になる」「ハッピーエンドでは得られない深いカタルシスがある」と評価するシネフィルも少なくありません。観客が求めているのは安易な結末ではなく、「登場人物の選択に必然性があるかどうか」という点に集約されています。