ドラゴンの戦闘力と悪魔の実の能力については、作中で幾度となく決定的な描写が散りばめられてきました。公式な能力名は現在も明言されていないものの、過去の戦闘シーンから確度の高い推論が成立します。
初登場となったローグタウンにおいて、スモーカーの白煙で捕らえられたルフィを救出した際、突如として猛烈な突風と雷雨が発生し、処刑台を破壊して海軍部隊を吹き飛ばしました。さらに、ゴア王国の不確かな終着駅(グレイ・ターミナル)の大火災の現場では、燃え盛る炎を両断するように巨大な風の道を開通させ、逃げ場を失った人々を救出しています。
ファンの間や考察コミュニティでは、以下の3つの仮説が長年議論の的となっています。
- 自然系(ロギア)「カゼカゼの実」説:大気そのものを自在に生み出し操作する能力。天候の急変や局地的な突風の発生を最もシンプルに説明できる有力候補。
- 超人系(パラミシア)「ウエウエの実(ウェザー)」説:風だけでなく気圧、雨、雷を含む天候全般をコントロールする能力。
- 動物系(ゾオン)幻獣種「ドラゴン・雨神」説:神話上の龍や天候を司る神仏の力を宿すモデル。東洋の龍が雨雲を呼び風を起こす伝承に合致する。
また、参謀総長サボが駆使する武術「竜爪拳(りゅうそうけん)」は、ドラゴンが直接伝授した戦闘技術であることが明かされています。強靭な指先と覇気を連動させ、鋼鉄や岩盤すら握り砕くこの技術は、ドラゴン自身の体術と覇王色の覇気が四皇・海軍大将クラスを凌駕する水準にあることを雄弁に物語っています。