ネット上の掲示板やオーナーコミュニティを徹底調査すると、両者それぞれに対して切実な後悔の声が渦巻いています。購入前に抱く理想と、納車後の過酷な現実の乖離を浮き彫りにします。
7人乗りを購入したオーナーから最も多く寄せられる悲鳴は、「3列目が想像以上に狭く、実用性に限界がある」という点です。実際にサードシートに着座すると、成人男性の膝前空間は握り拳1個分(約50mm)程度しか残らず、フロアと座面高の差が少ないため体育座りに近い姿勢を強いられます。ある現役オーナーの手記には次のような生々しい証言が記されています。
「両親を乗せて片道2時間の温泉旅行に出かけたが、3列目に座った高校生の息子から『足が痛くて二度と乗りたくない』と猛抗議された。大人用の常設シートではなく、あくまで近所のスーパーへの送迎や小学生までの非常用と割り切るべきだった」
一方、5人乗りを選んだユーザーが直面する後悔は、「突発的な多人数乗車の機会を失う」という人間関係の摩擦です。核家族の普段使いには完璧な広さを誇るものの、「子供の習い事でチームメイトを一緒に送迎できない」「盆正月に実家の祖父母を一緒に乗せて外食に行けないため、車を2台出す羽目になった」という声が頻出しています。1年に数回しか訪れないイベントであっても、その「いざという時」に乗せられない痛痒感が、じわじわと後悔の念を膨らませていくのです。
長距離ドライブにおける乗り心地にも明確な差が存在します。7人乗りは2列目シートが最大200mmのスライドに対応しており、3列目を使わない状態であれば、クラウンやハリアーを凌ぐ広大な足元空間を作り出すことが可能です。一方の5人乗りは2列目シートが前後にスライドせず固定されているため、「後席をリムジン感覚でゆったり使う」という芸当はできません。