国立の研究機関である産業技術総合研究所(産総研)は、首都圏の地下構造を詳細に捉える3次元地質モデルの構築とデータ公開を進めている。地下深くに眠る地層の境界や物性データをデジタル技術で高精度に可視化することで、大規模なインフラ整備や地震発生時の揺れやすさの正確な予測が可能となった。
広大な関東平野の上に広がる大都市圏では、地下鉄網の延伸や大深度地下の利活用が進んでいる。目に見えない足元の地質をデジタルデータとして正しく評価・共有することは、将来の都市計画や持続可能な防災都市づくりにおいて、決定的な価値を持つようになっている。