全米ストレングス&コンディショニング協会(NSCA)が提唱するガイドラインや、日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)および国際ボディビル・フィットネス連盟(IFBB)に所属するエリート選手たちの実体験からも明らかなように、上腕三頭筋のトレーニングでは関節の健康維持が最優先事項となる。肘は構造的に繊細な蝶番関節であり、過度なチーティングや無理な重量設定は腱炎や慢性的な痛みを引き起こす最大の原因となる。
筋肥大を最大化するための推奨レップ数は、種目の特性によって明確に分けるのが合理的だ。クローズグリップ・ベンチプレスのような高重量種目では6〜8レップで神経系と筋力向上を狙い、スカルクラッシャーなどの種目では10〜12レップで丁寧な収縮と伸張をコントロールする。ウォーミングアップを徹底し、肘周囲の滑液分泌を促してから本番セットへ移行することが、怪我なく長期的な成長を続けるための鉄則である。