セルフケアだけで改善が見られない場合や、すでに日常生活に支障をきたしている場合は、泌尿器科やメンズヘルス外来での受診が推奨されます。
病院ではまず、午前中の血液検査によって「総テストステロン値」および「フリー(遊離型)テストステロン値」、さらに「エストラジオール(エストロゲン)値」を精密に測定します。診断基準を満たした場合、2026年現在では男性ホルモン補充療法(TRT)が標準的かつ安全性の高い治療法として定着しています。
最新のTRT治療では、2〜3週間に一度の持続性テストステロン注射(エナンセ酸テストステロンなど)に加え、日々の血中濃度を一定に保ちやすい外用テストステロンジェルや、長期持続型注射製剤など、患者のライフスタイルに合わせた選択肢が広がっています。必要に応じて、エストロゲンへの変換を直接防ぐアロマターゼ阻害薬の併用が検討されることもあります。
治療を開始すると、数週間から数ヶ月で気力の回復や疲労感の軽減が実感でき、徐々に体脂肪の減少や筋肉量の増加、性機能の正常化へと向かいます。定期的な前立腺検査や血液検査を行いながら進めることで、副作用のリスクを最小限に抑えた安全な治療が可能です。