熱狂的なブームが落ち着いた一方で、愛好家の間では「御朱印集めをやめた」という声も聞かれます。コミュニティ調査や生の声から浮き彫りになった主な離脱理由は以下の通りです。
第一に挙げられるのが金銭的・時間的コストの増大です。限定御朱印や切り絵御朱印の登場に伴い、1体1,000円を超える授与品が増加しました。人気寺社では拝受までに1〜2時間以上の行列が発生し、「参拝よりも並ぶことが目的になってしまい疲弊した」という声が多数寄せられています。
第二に、一部参拝者のマナー悪化に対する嫌悪感です。小銭を用意せず高額紙幣を出して両替を要求する行為や、神職や僧侶に対する高圧的な態度、限定御朱印のフリマアプリ転売などが問題視され、純粋に巡礼を楽しめなくなった人が離脱しています。
現在、寺社巡りにおいて求められている最新マナーの基準は極めて明確です。
- 参拝が最優先:本堂や社殿に手を合わせる前に授与所へ直行するのは重大なマナー違反。
- 小銭の常時準備:寺社側の両替負担を軽減するため、初穂料に合わせた硬貨をあらかじめ用意する。
- 神仏分離への配慮:寺社側が混在を容認している場合でも、宗派への敬意として神社用とお寺用で御朱印帳を分けるのが好ましい。