清水圭が芸能界からフェードアウトした背景には、長年にわたる所属事務所とのすれ違いと、自身の信念を曲げない姿勢がありました。清水圭の経歴とプロフィールを振り返ると、同志社大学卒業後にアパレル企業勤務を経てお笑いの世界に飛び込み、漫才コンビ「清水圭・和泉修」で一世を風靡した知性派・理論派の芸人でした。
しかし、東京進出後にタレントとして地位を築く一方で、マネジメント側との方針のズレが次第に表面化します。決定打となったのは、2019年に吉本興業を揺るがした一連の騒動の際、自身の公式ブログで過去に上層部から受けた高圧的な言動を実名で告発した出来事でした。大手芸能事務所の力学に屈せず、疑問を公に呈したことで、テレビ番組のキャスティングにおいて事実上の孤立状態に陥ることとなります。
そして2022年4月、還暦を迎えた節目に自身のブログを更新し、「モチベーションがなくなった」「本気でやってきたからこそ、中途半端な気持ちで画面に出るわけにはいかない」という趣旨のメッセージを残して芸能界引退を正式発表しました。所属事務所の公式プロフィールも削除され、40年近くに及んだ芸能生活に自ら幕を引いたのです。