プロ直伝シェーディングの入れ方|顔が大きく見える失敗を防ぐ骨格別法則

プロ直伝シェーディングの入れ方|顔が大きく見える失敗を防ぐ骨格別法則

プロ直伝シェーディングの入れ方|顔が大きく見える失敗を防ぐ骨格別法則にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

立体感を最大化し、顔の余白を自然に縮小させるには、自らの骨格特性に合わせた緻密なマッピングが欠かせません。すべての顔型に同じ手順を当てはめることは、メイク崩れや不自然さを招く元凶です。ここでは代表的な3つの骨格タイプにおける正解ストロークを紐解きます。

まず、横幅と縦幅の比率が近く、頬のふくらみが目立ちやすい丸顔シェーディングの入れ方です。丸顔補正の目的は「縦の視線誘導」をつくることに尽きます。フェイスライン全体を削るのではなく、耳の付け根(もみあげ付近)から口角に向かって、頬骨の下のくぼみに沿って斜め45度のシャープなストロークを入れます。この際、口角の手前2センチでブラシを止めるのが肝要です。あご先には影を入れず、むしろあごの先端へ縦に光を集めることで、卵型の黄金比率へと視覚的に整えます。

一方、縦の長さが強調され間延びしやすい面長シェーディングの入れ方では、アプローチが完全に逆転します。頬骨の下に斜めの影を入れると頬がこけて見え、余計に縦長感が際立ってしまいます。面長の場合は、おでこの生え際(中央から両サイド)と、あご先の底面へ水平を意識して影を配置します。額とあごの上下を上下から挟み込むようにトーンダウンさせることで、顔の上下幅を物理的に縮退させて見せる効果が生まれます。中顔面が気になる場合は、鼻下の人中部分にわずかに影を落とす手法が有効です。

そして、下顎角(エラ)の張りが直線的な印象を与えるエラ張り小顔シェーディングでは、角の頂点を起点とした「三角形のグラデーション」が正解です。耳下からエラの角、あご先をつなぐフェイスラインの骨の裏側(首との境目)にブラシを当て、骨の内側へ向けて上方向へぼかし込みます。エラの骨の表面だけに濃い色を塗ると、横を向いた際に不自然なパッチワーク状の影が露出します。必ず「首とフェイスラインの境界線の下側」に起点を作り、首筋の影と同化させる意識を持つことが、プロの仕立てを再現する要諦です。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。