2006年にTBSテレビに入社した川田亜子さんは、新人時代から卓越した存在感を放っていた。その指導にあたったのが、すでに看板アナウンサーとしての地位を確立していた安住紳一郎アナだ。アナウンス部での立ち振る舞いから、生放送における一瞬の間合いの取り方に至るまで、安住アナの教えは極めて実践的かつ厳格だったという。
バラエティ番組『ぴったんこカン・カン』をはじめとするスタジオやロケ現場で、二人が見せる軽妙なやり取りは視聴者を魅了した。しかし、カメラが回っていない場所では、真摯に技術を磨き直す研鑽の日々があった。安住アナは川田さんの才能をいち早く見抜き、期待しているからこそ厳しく接し、川田さんもまたその指導に真正面から応え続けていたのだ。