鈴木梨央が芸能界へ足を踏み入れたきっかけは、当時すでに天才子役として脚光を浴びていた芦田愛菜の存在でした。「芦田愛菜ちゃんみたいになりたい」という強い憧れを抱き、同じ事務所であるジョビィキッズのオーディションを受けたことが原点です。
彼女の才能が一気に全国区となったのが、2013年のNHK大河ドラマ『八重の桜』でした。綾瀬はるか演じる主人公・新島八重の幼少期を見事に演じ切り、過酷な時代を生き抜く少女の芯の強さを涙と気迫の演技で体現。視聴者から「あの子役は誰だ」と大絶賛を浴びました。
続く2014年の日本テレビ系ドラマ『明日、ママがいない』では、憧れの芦田愛菜との本格共演が実現。「ドンキ」と「ポスト」という過酷な境遇に置かれた児童養護施設の少女たちを互いに魂を削るような演技でぶつけ合い、子役ドラマの金字塔を打ち立てました。同作で見せた感情の爆発力と繊細な表情の移ろいは、単なる「可愛い子役」の枠を完全に超えていました。
なお、母親が元フィギュアスケート選手・浅田真央の大ファンであり、そのインスピレーションから「梨央」と名付けられたというエピソードはファンの間で広く知られています。埼玉県出身で、父・母・姉の4人家族。愛犬のトイプードル「キラ」を溺愛するなど、温かな家庭環境に支えられて感性を育んできました。