米粒ひとつ、ソースの最後の一滴まで余すことなくライスで拭い去りたくなる。食べ終えた客が残すピカピカに磨かれたような皿こそが、作り手への何よりの賛辞だ。勘定を済ませて外に出ると、冷たい風が頬を撫で、口いっぱいに広がったデミグラスの余韻がじんわりと身体を温めてくれる。
流行を追わず、媚びを売らず、ただひたすらに目の前の客のために肉を焼き続ける。そんな気概に満ちた洋食屋マックの扉を開けることは、単にお腹を満たすこと以上の、人生における確かな幸福感を味わうことに他ならない。次にあの暖簾をくぐる日が、今から待ち遠しくてたまらない。 (出典: 洋食 屋 マック(Yahoo!ニュース))
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