社会を凍りつかせた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の現場となったのは、閑静な住宅街にある少年グループのリーダー格の自宅2階だった。そこには両親も同居していたが、少年たちの威圧と暴力支配に屈し、異常事態を警察に通報することすらできずにいた。閉鎖された密室で繰り返された非人道的な行為は、人間の尊厳を徹底的に破壊するものだった。
警視庁が別の強盗・強姦事件で少年らを逮捕したことを契機に、この凄まじい監禁致死事件の全容が白日の下にさらされた。ドラム缶の中で固められた少女の遺体が発見された瞬間、メディアは狂乱し、日本中が底知れぬ恐怖と激しい憤りに包まれた。司法解剖で判明した凄惨な記録は、法廷関係者すら絶句させるものだった。