ようやく人生の再起を図ろうとしていた矢先、さらなる過酷な運命が彼を襲う。2022年、ステージ3の喉頭がんであることが発覚したのだ。歌手にとって生命線とも言える喉を病魔に侵されるという現実は、あまりにも残酷だった。抗がん剤治療と放射線照射により、一時的に声帯は激しく損傷し、一時は喋ることすら困難な状態へと追い込まれた。
治療の過程で彼を支えたのは、ファンからの温かい手紙や、かつて舞台をともにした仲間たちの温かい言葉だった。「もう一度、どうしても歌いたい」——その一心で、凄絶な副作用と痛みに耐え抜いた。声が出ない恐怖と戦いながら、ノートにペンで想いを書き綴る日々。主治医や言語療法士とともに懸命なリハビリを重ねた結果、絶望視されていた歌声は奇跡的な回復を見せ始める。
2026年現在、彼はがんの経過観察を継続しながら、精力的に最新活動を展開している。定期的なボイストレーニングを再開し、自身のアコースティックライブやトーク&ライブイベントを開催。病魔との壮絶な闘いと克服のプロセスをありのままに語る姿は、多くの人々に勇気を与えている。知られざる独占エピソードとして、闘病中も一日も欠かさず声帯のストレッチ日記をつけていたことが明かされ、その途切れない情熱にファンからは惜しみない拍手が送られている。