2026年の箱根における紅葉前線は、10月下旬に標高1,000メートルを超える大涌谷や駒ヶ岳周辺からスタートした。温暖化の影響で秋の深まりが懸念されたものの、11月に入ってからの強い放射冷却がモミジやカエデの発色を急激に促した。結果として葉の焦げが少なく、透き通るような美しいグラデーションが生まれている。
見頃は山頂付近から徐々に下り、強羅や箱根美術館周辺が11月中旬、箱根湯本や宮ノ下などの低標高域は11月下旬から12月初旬まで続く見通しだ。長期間にわたってエリアごとに異なる表情を楽しめる点が、今シーズンの大きな魅力となっている。