赤磐市南部の山陽インターチェンジ周辺は、ここ数年で一気に開発の波が押し寄せたエリアだ。かつて広大な果樹園や田畑が広がっていた広大な敷地は、大型トラックが行き交うアクセス道路の拡幅工事によってその姿を変えつつある。コストコの出店には最低でも約1万〜1万5000坪以上の平坦な用地と、数千台規模の大型駐車場を確保できるロケーションが不可欠だ。市と開発事業者が進める区画整理の枠組みの中に、その条件を満たす区画が密かに用意されているとの見方が強い。
不動産関係者は匿名を条件にこう語る。「数年前から大手デベロッパーが地権者への打診を重ねていた。条件面の最終調整が進んでおり、大規模店舗立地法に基づく申請に向けた事務処理が佳境を迎えているのは間違いない」。用地買収の提示額や農地転用の手続きは既に最終段階に入っているとされ、地元関係者の間では開校通知にも似た緊迫感が漂う。