Q1:爪に縦の筋(スジ)がたくさん入ってボコボコしていますが、重大な病気でしょうか?
A1:爪の縦筋(爪甲縦条)の多くは、肌のシワと同様に加齢や乾燥に伴う生理的な老化現象です。20代から現れ始め、50代を過ぎると大半の人に見られます。ただし、縦筋が黒色や濃い褐色に変色している場合や、爪が縦に割れて深爪状態が続く場合は、悪性黒色腫や爪扁平苔癬(へんぺいたいせん)などの疾患が疑われるため皮膚科の受診が必要です。
Q2:爪が全体的に白く濁っているのですが、爪水虫(爪白癬)と肝硬変の兆候はどう見分ければよいですか?
A2:爪水虫(爪白癬)は白癬菌というカビが感染する病気で、多くは1本〜数本の爪から始まり、爪全体が分厚く肥厚してボロボロと脆く崩れる特徴があります。対して肝硬変に伴うテリー爪は、両手の指のほぼすべてに現れ、爪の厚みは正常なまま「根元から約8割が白濁し、先端の1〜2mmだけピンク色の帯が残る」という独特のパターンを示します。自己診断は危険なため、皮膚科で顕微鏡による菌検査を受けてください。
Q3:爪に横線(溝)が入る原因と、早く元通りに治す方法はありますか?
A3:横線(ボー線条)は、高熱を伴う感染症、激しい精神的ショック、極端な偏食やダイエットなどにより、一時的に爪の製造がストップした痕跡です。一度凹んで伸びてしまった爪甲そのものを平らに修復する方法はありません。原因となった体調不良や栄養不足が解消されていれば、爪が伸びるにつれて先端へ押し出され、約半年(手の爪の場合)で自然に新しい健康な爪へ生え変わります。爪母を健やかに保つため、亜鉛やタンパク質の摂取を意識してください。