Q1:ブヨに刺された跡のしこりは自然に放置して消えますか?
A1:自然消滅することは極めて稀です。真皮層で組織が線維化して「結節性痒疹」化している場合、放置すると数ヶ月から数年間も硬いコブとして残り、温まるたびに痒みが再発します。皮膚科で非常に強力なベリーストロング〜ストロンゲストクラスのステロイド外用薬の処方や、ステロイドの局所注射(ケナコルト注射等)を受けることで、劇的に縮小・平坦化させることが可能です。
Q2:刺された跡が茶色く黒ずんでしまいました。完全に消すことはできますか?
A2:時間はかかりますが、正しいケアを行えば大幅に薄くすることが可能です。これは「炎症後色素沈着(PIH)」と呼ばれる状態で、肌の新陳代謝(ターンオーバー)とともに徐々に薄くなります。ヘパリン類似物質での保湿、ビタミンCやトラネキサム酸の内服、ハイドロキノンの外用が有効です。皮膚科や美容皮膚科では、頑固な色素沈着に対してピコトーニングなどのレーザー治療を選択することもできます。
Q3:ドラッグストアで薬を選ぶ際、何を基準にすれば良いですか?
A3:パッケージに「虫刺され用」と書かれていても、メントール等の清涼成分と弱い抗ヒスタミン成分しか入っていない製品ではブヨの腫れは引延びます。成分表を確認し、ベタメタゾン吉草酸エステルやフルオシノロンアセトニドなどの「ストロングクラスのステロイド」が主成分として配合されている軟膏を選んでください。患部を掻き壊してジュクジュクしている場合は、抗生物質が配合されたステロイド軟膏が適しています。