Q1:猫が手を舐めてくるのをやめさせたいとき、手袋や苦いスプレーを使うのは効果的ですか?
A1:一時的に舐めるのを止める効果はありますが、根本的なストレス原因が解消されていない場合、今度は自分の体を血が出るまで舐めむしる自傷行為や、別の問題行動(異食や粗相)へ移行するリスクが高くなります。嫌悪刺激を与えるのではなく、舐め始めたら静かに立ち去り、知育トイや遊びで欲求を健全に発散させる「代替行動」への誘導が基本アプローチとなります。
Q2:ハンドクリームを塗った手をやたらと舐めたがるのは、体に害はありませんか?
A2:極めて危険です。人が使用する保湿クリームには、尿素、精油(アロマオイル)、香料、プロピレングリコールなどが含まれており、猫の肝臓では分解・代謝できず中毒死を招く成分も少なくありません。また、塩分を好んで舐めている場合も、慢性腎臓病のリスクを抱える猫にとって過度な塩分摂取は厳禁です。ケア用品を使用した後は手を洗い、猫が舐めないよう手袋などで物理的に保護してください。
Q3:甘噛みと本気の噛みつきの違いは、どこで見分ければよいですか?
A3:歯を軽く当てて引く感覚があり、皮膚に穴が開かず、猫自身の表情が穏やかで耳が前を向いている場合は、遊びや甘えの延長線上にある甘噛みです。一方、牙を深く突き立てて骨に達するほどの力を込め、唸り声を上げる、瞳孔が全開になる、耳が後ろに完全に倒れる場合は、恐怖や過剰興奮による本気の防衛攻撃です。後者の場合はすぐに医療機関で傷の手当てを行い、猫との距離感を根本から再設計する必要があります。