八坂神社に参拝する際、本殿のみに手を合わせて立ち去るのは大きな損失です。境内には数多くの摂社・末社が鎮座し、それぞれ専門的ともいえる固有のご神徳を持っています。
本殿の主祭神・素戔嗚尊は、ヤマタノオロチを退治した神話から強力な厄除け・疫病退散・無病息災のご利益で知られます。また、妻である櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、そしてその子神である八柱御子神(やはしらのみこがみ)を祀ることから、家内安全・縁結び・子孫繁栄の御神徳も絶大です。
女性参拝者や美容関係者から圧倒的な支持を集めるのが、摂社の一角にある美御前社(うつくしごぜんしゃ)です。祀られているのは宗像三女神のうち、美の象徴とされる「市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)」「多岐理比売命(たぎりひめのみこと)」「多岐津比売命(たぎつひめのみこと)」。
社殿の前に湧き出る美御前社の「美容水」は、2〜3滴を肌にすり込むことで身も心も美しく磨かれる神水として全国にその名を知られています(※飲用不可)。肌につけた瞬間、すっと清らかな心地に包まれる体験は、祇園の芸舞妓をはじめ美を追求する人々を惹きつけてやみません。
さらに境内には、大国主命を祀り良縁結びで名高い「大国主社」、商売繁盛をもたらす「北向蛭子社(事代主神)」、刃物や技術の向上を守護する「刃物神社」など、人生のあらゆる局面に応える神々が集結しています。