フロントガラスに貼られるステッカーには、大きく分けて「丸いシール」と「四角いシール」の2種類が存在します。混同されがちですが、これらは法的根拠も貼る目的も根本的に異なります。
丸いシールの正式名称は点検整備済ステッカー(通称:ダイヤルステッカー)です。これは国の認証を受けた整備工場で12ヶ月法定点検(法定1年点検)または24ヶ月定期点検を受けた証として貼られるもので、時計の文字盤のようなデザインで次回の点検時期を示しています。日本自動車整備振興会連合会が発行しているものであり、車検の合格証ではありません。
一方、真ん中に数字が大きく書かれた四角いシールは検査標章と呼ばれる公的な証明書です。国(国土交通省・軽自動車検査協会)が実施する車検に合格した車両であることを証明し、公道を走行するための必須要件となっています。
最大の違いは車検シールを貼る義務の有無です。四角い検査標章の貼付は道路運送車両法第66条で明確に義務付けられており、貼らずに公道を走ると50万円以下の罰金が科されます。対して丸い点検整備済ステッカーには貼付義務がなく、貼るかどうかはドライバーや整備工場の任意です。