ナカヤマフェスタの競走馬人生における最大のハイライトといえば、2010年の凱旋門賞(G1)です。同年の宝塚記念を8番人気の低評価を覆して快勝すると、陣営は果敢にもフランス遠征を決断しました。
前哨戦のフォワ賞(G2)で2着に好走して臨んだ本番、手綱を取る蛯名正義騎手(現・調教師)の絶妙なエスコートに応え、直線では泥深いタフな馬場を猛然と進出。英ダービー馬ワークフォースとの壮絶な叩き合いは、ゴール前までどちらが勝つか分からない歴史的デッドヒートとなりました。結果は惜しくもアタマ差の2着。勝利こそ逃したものの、日本競馬の底力を世界に見せつけた激闘として、今も語り継がれています。