流山市が打ち出した「都心から一番近い森の街」というキャッチコピーは、見事に功を奏した。しかし、急激な人口流入は教育現場に歪みを生む。特に南流山エリアの児童生徒数の増加は、予測を遥かに超えるものだった。そこで浮上したのが、近隣の東洋学園大学旧校舎への移転という大胆なアイデアだ。
大学ならではの頑強な構造と、ゆとりある講義室のスペース。これらを中学校の教室仕様へとコンバージョン(用途変更)する試みは、建築界からも注目された。移転から2年が経った今、生徒たちはかつての大学生が歩いた緑豊かなキャンパス跡を、元気に駆け回っている。