電気自動車(EV)の普及は、私たちの移動を静かでクリーンなものに変えた。だが同時に、タイヤにとっては過酷な時代の幕開けでもある。EVは巨大なバッテリーを搭載しているため、同サイズのガソリン車と比べて車重が200〜300kgも重い。この重量増は、すべてタイヤの接地面にのしかかる。
空気圧が少しでも低下した状態で重いEVを走らせると、タイヤのたわみ量が大きくなり、発熱と摩耗が加速度的に進行する。ガソリン車と同じ感覚でメンテナンスを怠っていると、あっという間にタイヤの寿命を迎えるだけでなく、最悪の場合は走行中のバーストを招く。EVオーナーこそ、従来以上にシビアな管理が求められているのだ。