算命学の十大主星において、禄存星は「土性の陽(山岳・大地)」に属し、五行の分類では「引力本能」を司ります。その根底にあるのは「周囲の人々を惹きつけ、自分の影響下に置きたい」という無意識の欲求です。この欲求は利己的な支配欲ではなく、困っている人を救う慈愛や広大なサービス精神という形で発露します。
陽占の中心に禄存星を持つ人は、初対面でも相手の緊張をほぐす温かい包容力を持っています。周囲の困りごとを瞬時に察知し、頼まれる前に手を差し伸べる行動力は天性の才能です。誰に対しても分け隔てなく親切に接するため、自然とコミュニティの中心に立ち、頼れるリーダーとして人望を集めます。
男女別の傾向を見ると、男性の禄存星は面倒見の良い親分肌・兄貴分として現れやすく、後輩への奢り癖や大盤振る舞いがトレードマークになります。一方、女性の禄存星は母性豊かな姉御肌として、細やかな気配りと圧倒的な包容力で周囲を包み込みます。性別を問わず「頼られることで自らの存在価値を実感する」という強力な行動原理が働いています。