Meetfresh鮮芋仙赤羽本店の現在は?閉店の真相と名店の軌跡を追う

Meetfresh鮮芋仙赤羽本店の現在は?閉店の真相と名店の軌跡を追う

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世界中で800店舗以上を展開する台湾スイーツの世界的巨頭が、なぜ日本進出の第一歩(日本1号店)として「赤羽」を選んだのか。当時、外食業界関係者の間でも大きな話題となりました。渋谷や原宿、表参道といったトレンド発信地ではなく、あえて北東京の交通要衝である赤羽を選んだ背景には、極めて緻密なマーケティング戦略が存在していました。

第一に、赤羽は古くから多様な食文化を受容する土壌があり、日常的に商店街や駅前を利用する幅広い年齢層(ファミリー層からシニア層、多国籍住民まで)が混在する街です。流行に左右されやすい若年層だけでなく、「日常食として台湾の伝統的な甘味が日本の幅広い世代に定着するか」を検証するテストマーケティングの場として最適だったのです。

オープン当初、店頭には連日2時間超の行列ができ、台湾出身の在日居住者はもちろん、素材本来の素朴な甘さを求める日本人客で溢れかえりました。添加物を使わず、芋本来の風味を生かした団子「芋圓」や、台湾ハーブを煮詰めて作る「仙草ゼリー」は、単なる一過性のブームに留まらない確固たるファン層を日本に根付かせる決定打となりました。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。