イオン大和鶴間店を語るうえで欠かせないのが、施設全体を形づくる「大和オークシティ」という特異な構造です。市道を挟んで西側に「イオンモール大和(イオン大和鶴間店)」、東側に「イトーヨーカドー大和鶴間店」が配置され、2階の連絡連絡連絡ブリッジで自由に行き来できる設計は、日本の流通史においても極めて珍しいツインタワー型の巨大商業拠点といえます。
通常であれば熾烈な顧客の奪い合いになる二大流通大手が、ここでは見事な補完関係を築いています。イオン側はトレンドを押さえたファッションや大型専門店、エンタメ性の高い売り場を展開する一方、イトーヨーカドー側は質の高い生鮮品や生活密着型の定番商品に強みを発揮。利用客は2つのモールを渡り歩きながら、目的に応じて買い回りを楽しんでいます。
「イオンモール大和のリニューアル」によってファミリー層や若年層向けの機能が強化された際も、ヨーカドー側の安定したシニア需要と相乗効果を生み出し、エリア全体の求心力を維持し続けています。ライバル同士が同じ敷地内で競い合い、高め合っているからこそ、単独店舗にはない圧倒的な利便性が担保されているのです。