『超電子バイオマン』におけるブルースリーの魅力は、変身前の大須賀昭人氏による熱演と、変身後のスーツアクターを務めた喜多川務(きたがわ つとむ)氏の卓越した殺陣が完璧に融合した点にあります。
喜多川務氏は、後に『超新星フラッシュマン』のブルーフラッシュや『五星戦隊ダイレンジャー』のシシレンジャー、さらにはミレニアム版『ゴジラ』のスーツアクターとして世界的な名声を得る伝説的スタントマンです。大須賀氏と喜多川氏は同じJACの先輩・後輩という間柄でもあり、アクションの呼吸や仕草の共有において阿吽の呼吸を誇っていました。
劇中で披露されたブルースリーの技は、ダイナミックさとスピード感を両立させたものが多く、以下のような技が視聴者に強烈なインパクトを残しました。
【エレキソード】:超電子頭脳からの指示を受け、バイオソードを電磁エネルギーで強化して繰り出す必殺剣。敵メカ人間を一撃で切り裂く豪快なアクションが特徴。
【ハリケーンソード】:全身を高速回転させながら風の刃を発生させ、全方位の敵を薙ぎ払う技。喜多川氏のアクロバティックな身体制御が光った名シーン。
【スーパースカイダイビング】:高所から敵めがけて急降下攻撃を仕掛ける技。大須賀氏自身の身軽さと、スタントチームの高度なワイヤーワークが結実したアクション。
第11話「順吉よ戦士となれ」や第31話「走れ竜太!終らない五重塔」など、南原竜太がメインとなるエピソードでは、家族愛や友情を巡る骨太なドラマが描かれ、大須賀氏の素朴ながらも芯の強い演技力が高く評価されました。