九蓮宝燈を巡る議論で最も多くの疑問が寄せられるのが、「九蓮宝燈萬子以外(ピンズやソーズ)でも認められるのか?」という点と、点数計算における九蓮宝燈ダブル役満ルールの適否です。
1. 筒子・索子での九蓮宝燈は認められるか?
結論から述べると、2026年現在の近代麻雀競技規則、主要プロ団体(日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会等)、およびMリーグやネット麻雀においては、萬子・筒子・索子の全色で九蓮宝燈が正式に認められています。
ただし、歴史的には中国古典麻雀において「萬子限定」とされていた時代がありました。理由は後述する語源や漢字文化の美意識に起因しますが、日本の戦後麻雀史の中で「同一色であれば数学的に同じ美しさを持つ」として筒子・索子にも門戸が開かれました。現在でも一部のクラシックルールや地域ローカルルール、一部の古い雀荘では萬子限定と定めている場合があるため、アガリ牌を倒す前のルール確認が推奨されます。
2. ダブル役満の採用基準
純正九蓮宝燈をテンパイし、見事に和了した際の点数については、ルールによる明確な二極化が存在します。
- 通常役満扱い(子32,000点/親48,000点):プロ競技麻雀(最高位戦、日本プロ麻雀連盟公式ルール等)やMリーグでは、インフレ防止および運要素の過度な点数化を防ぐため、純正9面待ちであっても単一役満として処理されます。
- ダブル役満扱い(子64,000点/親96,000点):一般的な雀荘のフリーアール、雀魂、天鳳(※天鳳では役満複合のみで単体ダブルは不採用だが、多くのオンライン麻雀)、アマチュア大会などでは、難易度への敬意としてダブル役満を採用しています。