現場を訪れたゴルファーをまず圧倒するのが、コース名「ベアズパウ(熊の手)」の由来ともなっている独特のバンカー群です。コースレートはバックティで73.0を超え、レギュラーティからであってもベアズパウジャパンカントリークラブの難易度は関西エリア随一の高さを誇ります。
ベアズパウジャパンカントリークラブのコースレイアウト攻略において、最大の障壁となる要素は以下の3点に集約されます。
第1に、視覚的なプレッシャーと落としどころの狭さです。多くのホールでフェアウェイサイドやグリーン周りに巨大なクロスバンカーや池が絶妙に配置されており、ティイングエリアに立った瞬間、打つべきエリアが極端に狭く感じられます。とりわけインコースの上がりホールでは、池が絡むドラマチックなレイアウトが続き、精神的な動揺がそのままミスショットを誘発します。
第2に、アゴが高く砂質の重いバンカーの存在です。「熊の手」の爪痕のように入り組んだ形状のバンカーは、一度捕まるとピン方向へ直接狙うことが困難なケースが多く、横や後方へ出すだけの1打を強いられます。バンカーからの脱出に2打、3打を要して大叩きする光景は、日常茶飯事と言えます。
第3に、強烈なアンジュレーションを持つベントグリーンです。受けグリーンに見えても複雑なマウンドが幾重にも施されており、いわゆる「ポテトチップス状」の起伏が存在します。ピンと同じ段、あるいは下りのデリケートなラインを残さないセカンドショットの正確性が求められ、距離感を誤れば容易に3パット、4パットの洗礼を受けることになります。